2017年11月06日

Run by the Water

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昨日の雪交じりの天候とは打って変わって、今日は快晴。こういう日は、ロングランをするのも楽しくなる。そして、そのランが海沿いを行くとなったら、その楽しさも100倍である。

アラスカの方から風が吹いているらしく、ここ2、3日のバンクーバーは2月並みの気温である。昨日は、バンクーバー市内でも日中チラチラと雪が舞い、早い冬の訪れに少し驚いた。

そして、一夜明けた今朝は快晴。気温は低いままではあるが、新たな雪を被ったノースの山々がキラキラと光っている。この中を、海岸沿いに走れるのは、嬉しい特権だ。

私たちのグループは、UBCの近くまで行って戻ってくる20キロ強のルートを選び、一路、西を目指す。グランビルアイランドの周りの道は、また進入禁止になっているらしく、その箇所を迂回しながら海沿いの道を目指す。バラード橋のたもと付近から海沿いの道に出る。この辺りをVanier Park バニエパークと言う。ここには、バンクーバー博物館やマクミランスペースセンター、夏の間はBard on the Beach バードオンザビーチという野外劇場ができ、そこでシェークスピアが上演される。

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次に見えてくるのは三角屋根のバンクーバー海洋博物館。その前にあるトーテンポールには、時々白頭鷲も止まっていたりする。

そして、Kitsilano Beach キツラノビーチ。夏も冬も多くの人出でにぎわうビーチ。今日もそぞろ歩きや走っている人が多い。

キツラノを過ぎるとPoint Grey ポイントグレーという通りに入ってくる。この辺りは、バンクーバーマラソンでも通るところだが、車の侵入を禁止して大きな遊歩道を作ってしまった。しかも、ところ何処に椅子まで設置されている。ランナーにとっては、途中に一か所できた給水所が役に立っている。

ポイントグレーを過ぎるとJericho Beach ジェリコビーチ。ここまでくると、対岸に見えるのはウエストバンクーバーである。ここからの景色が、一番好きだ。

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ジェリコの次はLocarno Beach ロカルノビーチ、Spanish Banks スパニッシュバンクス と続き、UBCへと続くノースウエストマリンドライブを走る。

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緩い上り坂が2キロほど続く。ここは我慢をしながらもくもくと進むしかない。が、途中にはこの景色。ここで気持ちがぱっと晴れる。バンクーバーマラソンの時にも、気持ちがぐっと盛り上がるのがここの箇所だ。

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Chancellor チャンセラーという通りに出たところで、今日は折り返し。2キロも続く上りは辛いが、今日のような日はこのルートが最高だ!

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2017年11月05日

BQ

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昨日のニューヨークシティマラソンに続き、今日もワールドマラソンメージャースの話。

BQをご存知ですか?

BQ、Boston Qualify ボストン・クオリファイ。毎年開催されるマラソンの中で、世界で最も古いとされるボストンマラソン。このマラソンには出走資格がある。性別と年齢により定められているクオリファイタイムをクリアーしないと、申し込みをすることができない。因みに、私の年齢である40代後半の場合、女子は3時間55分、男子は3時間25分がクオリファイタイムである。

クオリファイタイムの歴史は古く、男子は1970年から、女子は1972年から採用されている。このクオリファイタイムにも変遷がある。

タイムの変遷はさておき、近年のトレンドとしては、このクオリファイタイムの獲得だけでは“Not good enough!”という状態が発生していることだ。具体的に言うと、クオリファイタイムを持っている人からの申し込みが多すぎて、申し込み者全員に参加資格が与えられていないのだ。

いつからこの状態が発生しているのかを調べてみた。時を遡ること2010年、2011年のボストンマラソンのエントリーが記録的なスピードである8時間で完売した。前年までは、少なくとも数カ月に渡りエントリーの扉は開いていたようで、前年である2010年分は2か月かかって完売となっていた。兎に角、2011年のエントリー開始時には、オンラインがつながりにくかったり、FacebookやTwitterでいろいろな情報が飛び交った結果、8時間で完売。クオリファイをしていても申し込み漏れをしてしまった人が溢れてしまった。

この状況に対応すべく、ボストンアスレチックアソシエーション(B.A.A.)は、順番にエントリーする方法を翌年2012年のレース分から採用した。具体的に言うと、エントリーの順番は早い時間を持っている人ほど早く申し込み手続きをできるというもの。最初に申し込み手続きができるのは、クオリファイタイムより20分以上早いタイムを持っている人。これに該当する人のエントリーが数日間に渡り行われ、一旦募集手続きはストップする。申し込み枠に余裕がある場合、次のエントリーが開始される。次はクオリファイタイムより10分以上早いタイムを持つ人たちだ。同様の流れで、次に5分以上早いタイムの人、そしてクオリファイタイム保持者全員のエントリーが始まる。2012年レース分から始まったこの方式、これまでのところ、少なくとも最後の“クオリファイしている人全員”のところまでは順番が回ってきている。

しかしながら、申し込みをした人全てに出走資格が与えられているわけではない。BQ Cutoff。クオリファイを持っていても、参加できない人が出てきた。

前述の通り、ボストンマラソンの出走資格は、早いタイムを持つ人から与えられていく。そして、クオリファイタイムに近ければ近いほど、出走できない可能性が高まる。下記は、これまでのカットオフタイムの歴史である。クオリファイタイムとのギャップがこれより少ない場合、参加資格が与えられていない。

2012 1:14
2013 0
2014 1:38
2015 1:02
2016 2:28
2017 2:09
2018 3:23

今年行われた2018年のレースのカットオフは、初の3分台である。私の年齢グループの場合、女子はクオリファイタイムが3時間55分のところ、3時間51分36秒を持っていないと出走できない。今年は、カットオフが大きく上がってしまった。B.A.A. は未だクオリファイタイムを変更するつもりは無いと言っている。が、今後ボストンを目指す人は、少なくとも5分程度の余裕を持ったタイムを目指していかないと参加が危うくなりそうだ。因みに、私が出走した2015年はカットオフが1分2秒。かなり優しいカットオフ。私のBQタイムが3時間40分12秒で、クオリファイタイムより4分48秒早い。今なら、ちょっとドキドキするタイムである。

そんなエントリーの難しさのあるボストンだが、やはりボストン。ランナーであるからには一度は出走してみたい!そして、走ればこのレースの素晴らしさや価値が本当によく分かる!

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2017年11月04日

New York City Marathon

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今週末11月5日(2017年)、ニューヨークシティマラソンが開催される。このマラソン、実は世界最大規模のマラソンである。私は残念ながら未だ走ったことがないが、いつかは走ってみたいと思っている。今日は、このマラソンについて語ってみたいと思う。

ニューヨークシティマラソンが初めて開催されたのは1970年。今年で47回目の開催を数える。世界最大規模のこのマラソンは、出走者の数が5万人を超える!少し古い数になるが、2012年の統計によると、次に大きい大会がシカゴとロンドンの約4万人、そし東京とベルリンが約3万5千人。ボストンは約3万人といった具合である。大都市、しかも2001年には大きなテロのあった街。その街を5万人のランナーが駆け抜けるわけだから、おそらくかなりの警備と費用に違いない。

ではそのコースの大きな特徴はというと、5つの橋を渡るPoint to Point というものである。スタートは、マンハッタンの南西にあるStaten Islandというところ。ランナーはここまでシャトルバスで連れていってもらえる。スタートしたランナーが先ず渡る橋はVerrazano-Narrows Bridges。この橋を渡りBrooklynの街に入ってくる。次の橋はPulaski BridgeそしてLong Island City に入りQueensboro Bridgesを渡り、遂にマンハッタンに到着。Willis Avenue Bridgesを渡り、最後の橋となる Madison Avenue Bridgesを渡り、Harlem 、5th Avenue、Central Parkと来て、ゴールはセントラルパークの南西となる。

5つの橋ということは、その分アップダウンがあるということ。またとても大きな大会だから、走り始めは混雑していて走りにくくスタートはどうしてもスローになってしまうから、そのつもりでレース展開していくようプランを立てるべきだろう。加えて、スタートまでの移動や出走の順番待ち、11月という時期を考えると、出走までの時間を快適に過ごすための準備、栄養や水分の補給も大切な要素となるだろう。

しかしながら走り始めれば、目の前に広がる大都市の景色を楽しみながら一つ一つの橋をクリアしていき、セントラルパークが見えてくればゴールはすぐそこ!気分もとっても盛り上がるだろう。

忘れもしないのが2012年の事。この年は、大きなハリケーンが北米東部を襲い、ニューヨーク州にも大きな被害をもたらした。もちろん開催が危ぶまれたが、これまでニューヨークマラソンはキャンセルされた事が無かった。9.11の年にも開催した。市長は開催をするつもりでいたし、ランナーもレースを目前に続々現地入りをしていた。そして、開催の前々日にキャンセルとなった。私の少ない経験でも、遠くの町でのレースに出場する場合には、前々日には到着している。前日は休養にあてたいということと、慌ててエントリーパッケージを取りに行きたくない等が理由だ。現地入りをした後にキャンセルを聞いたランナー達は、当日自主的にセントラルパークの周りを走ったり、ニューヨークの街の片づけなどを手伝ったりした。テロには屈しないニューヨークの街も自然災害の前には力が及ばなかった。

このワクワクするニューヨークシティマラソンも、出走希望者が多い。5万人のエントリー枠があっても足りない。エントリーの方法は、ボストンのようなクオリファイタイム制とロータリー制の二通り。クオリファイタイムは、ボストンよりも早いがハーフマラソンでのタイムでもいける。但し、ニューヨークで開催される特定のレースでタイムを出した場合は出走が確定されるが、その他のレースの場合は人数も限られ、早い者勝ちとなっている。ニューヨーク出走の道もなかなか険しい。そしてエントリーフィーも米国在住者で約250ドル、国外在住者が約350ドルととてもお高い。それでも走る価値はあると思う。今週末のニューヨーク、世界から集まるランナーの走りがとっても熱いですよ!

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ラベル:レース ラン
posted by やすよ at 06:15| バンクーバー ☁| レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

ウルトラには必携品があるのをご存知ですか?

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ウルトラマラソンというのは42キロ以上の距離を有するマラソンの事であるが、北米の場合、その多くは山の中などのサポートが難しいところで開催される。よって、普通のマラソンではスタートからしばらくすると、水などが補給できるエイドステーションが数キロ毎に設置されているのに対し、ウルトラではエイドステーションの設置の難しさや、ボランティアの配備の難しさもあり、エイドステーションが10キロ毎やそれ以上の区間を置いて設置されることとなる。となると、水などの必要な装備は、自分で持って走ることとなる。また、山の天候は変わりやすく、長時間のランでは気温も随分と変わる。タフな環境の中で走り続けるためには、色々な装備も必要となり、それらの有る無しが生死に関わる場合もある。

私が走った100キロマラソン、エイドステーションは無人の箇所も含めて6箇所。このレースにも、もちろん必携品があった。

具体的には、地図、水(エイドステーションを出る時には2リットル以上を持参)、食料、防水ジャケット、ヘッドランプと電池、笛、エマージェンシーブランケット(シルバーのやつ)、携帯電話。

これに加えて、絆創膏やGPS、ハイキング用のポールやクマよけスプレーなども持っていると良いと書かれていた。

水2リットルというと2キロである!そして、食料も持って走るとなる、装備はかなりの重さになる。これらを全て装備して走るためには、ハイドレーションパックという給水機能が付いたベストのようなものが便利である。最近では、いろいろなメーカーから様々な種類のものが出始め、距離の長さや必携品の多さによって、タイプを選ぶこともできるようになった。このハイドレーションパックに全てを詰めると、結構重くなる。これを着て長時間走るのかと思うと、結構ぞっとする位である。

これらの必携品を補完してくれるのが、ドロップバッグ。ドロップバッグというのは、レース中に必要なものを予めバッグに詰めておき、指定のエイドステーションでアクセスできるというものである。この中には。シューズやウエア、食料などを入れておくことができる。今回の100キロでは、シューズのくるぶしの部分が当たって痛くなったということがあったので、ドロップバッグに入れたシューズがとても役に立った。一方、天気が良いからと言って、長袖のシャツをドロップバッグに入れなかったのは失敗だった。夕方からかなり寒くなってきて、長袖のシャツがあれば良かったと思わずにはいられなかった。

必携品にしてもドロップバッグにしても、経験を積めばより効率的に、またよりレースに有ったものや天候に有ったものをチョイスすることができると思う。ウルトラマラソンランナーは、かなり準備万端なのをご存知でしたか?

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posted by やすよ at 11:38| バンクーバー ☔| レース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

Book Review: Training Essentials for Ultrarunning by Jason Koop

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マラソンを始めたときは、Running Roomのマラソンクリニックに参加して、マラソンの一から十までを教えてもらった。マラソンの一から十というのは、トレーニングの方法、グッズの選び方、栄養、ストレッチの方法、レース前の準備と心得、レース中の注意点等々である。マラソンというのは、大変なスポーツである。初めてのマラソンで楽しく、自分の思い通りの走りをするには、十分なトレーニングと知識が必要である。何の準備もなく知識もない状態で出走すれば、それなりの結果となるだろうし、なかなか楽しいというわけにはいかないと思う。ということで、私は安全策を取り、Running Roomのマラソンクリニックに参加した。このクリニック、とてもお勧めである。

ウルトラを始めた時、先ず、トレーニングの仕方が分からなかった。多分、沢山走らないといけないのだろうなとは思ったが、ではどの位の距離が必要なのか。また、坂道トレーニングやテンポランなどの、スピードを上げたトレーニングは果たして必要なのかどうなのか。これもよくわからなかった。

というわけで、ウルトラのトレーニングについて知識を得たいと思い、図書館から本を借りることにした。オンラインでも検索してみたが、今一つ役立ちそうなサイトを見つけることが出来なかった。一方、図書館のサーチでは簡単に幾つかの本を検索することができた。

Training Essentials for Ultrarunning という本は、その中でもレビューの☆の数がたくさんついた本で、発行年も2016年と比較的新しく、最新の情報も得られるだろうと思い楽しみに読み始めた。

しかしながら、なかなか読む速度が上がってこなかった。最初の十数ページはコーチとしての仕事やトップランナーの話で、私的にはあまりピンとこなかった。でも、ウルトラランナーの私は諦めずに読み続けた!

第三章から少しずつテクニカルな話になってくる。どういう肉体がウルトラには必要なのか、どういうトレーニングが大切なのか、水や栄養の補給の意味について、年間を通したレーススケジュールの組み立て方など、なるほど!という事がたくさんあった。もちろん、トレーニングフィロソフィーは、著者Jason Koopさんの考え方であって、全てのコーチやランナーが同様の考え方ではない。彼は、テンポやインターバルも大切だと唱えるが、今読んでいる本ではテンポやインターバルはそんなに大切ではないと唱えている。が、このTraining Essentials for Ultrarunningを読んだときは、とてもその考え方に同意ができた。また、水や栄養補給についても、なるほどそういう理由かと、ランニング歴6年目にして初めてその仕組みが理解できた。水や栄養補給については、ウルトラだけではなくマラソンでも重要なことである。マラソンをする人にも、読んでもらいたい部分だと思った。

そして、この本の最後には、北米で開催されるメジャーなウルトラマラソンのコースの特徴や標高チャート、レースアドバイスとトレーニングアドバイスまで書いてある。メジャーなレースには、Hardrock 100やWestern States 100、過酷で知られるBadwater 135等が含まれる。Badwaterのレースアドバイスに、“道路わきの白線の上を走ると良い、アスファルトの上よりも低温”とあったのには笑った。本当は笑い事ではないのだが。

著者であるJason Coopさんは、Western Statesの女子の優勝者でもあるKaci Lickteigさんのコーチでもある。そして、彼女のTwitterによると、Jasonさん、先週末の50Kレースで二位でゴールをしたらしい。素晴らしい!

ウルトラを本気で走っている人は、コーチを付けている人が多いと聞く。そこまででは未だないけど、という方は是非このJasonさんの本を始め、いろいろと読み漁ってトレーニングやレースのヒントを得てみたら如何かと思う。このTraining Essentials for Ultrarunningはお勧めですよ!

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posted by やすよ at 09:13| バンクーバー ☀| Book Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする